-売れる化粧品より良い化粧品を-

Uta -story-

”消費者目線の化粧品作り”


良い商品が必ず『売れる』とは限らないよ。
”良い商品を作ったら売れる”
って思っている人が多いけど、それは違うよ。
”良い商品”より”良いマーケティング”の方が重要。

私は化粧品の販売を決意してから、
とある男性にこのような事を言われました。

また、SNSでもこのような広告をよく目にしますし
小売業では、よく耳にする言葉だと思います。

やっぱり悔しいですよね…
それでも私は良い商品を作りたい。
分かっていても諦められないんです。


先日美容室に行った際に、美容師さんと
シャンプーや化粧品の話で盛り上がりました。
美容師さんは、沢山の髪の毛を見て触っているので
例えるなら【現場】の人間です。

この成分が入っている薬剤は髪の毛に
こんな変化を与えるんだ…
と、理屈だけではなく実際に沢山の人に使用して
体感・実感している現場の職人さんだと思っています。

『僕は物販をしたくないんだ。』
と担当してくれた美容師さんが言っていたので
理由を聞きました。

以前にシャンプーの企画に携わった事があって、
悪い成分だと分かっているのに
流行りだから配合して欲しい。

と営業の人に言われて、
意見がぶつかった事があって…

その時から、シャンプーなどの企画や開発には
携わりたくなくなった、と教えてくれました。

実は同じ様な話を、過去に化粧品メーカーの開発者の
女性からも聞いた事があったのです。

その方は、それをきっかけに会社を退職されたそうです。


売れる商品は【良い商品】と言うより
流行りを取り入れている商品】なんですね。

流行りのものが必ずしも”良いもの”ではないのに…
現場側の意見はこうです。

そもそも化粧品の【流行り】とはファッションと同様で
誰かが経済を活性化させる為に”意図的に
作り上げられています。

流行りの成分を決めてしまった方が、
企業側としても販売しやすいので
決して悪い事ではないのです。

例えば『CICA』という美容成分が
ここ数年流行りましたね。

実際は古くから中国やインドにて
炎症の抑制や傷口の改善のために
利用されている成分でした。

CICAが流行る前から既に配合されている
化粧品もありましたが
やはり流行っている時は、
パッケージに大きく”CICA”の文字を入れて
販売している商品が沢山ありましたね。

基本的にCICAの様な美容成分は
配合限度量が決まっているので、
ほんのわずかしか配合されていない事が多いです。
1滴でも配合するだけで記載が可能なんです。


このように、実際に作る側に立ってみて
初めて知る事やギャップが沢山ありました。

やっぱり私は、売れる商品ではなく
良い商品を作りたい

消費者目線だからこそ、そう思ってしまうのです。

化粧品は
営業部・企画部・開発部・研究部・マーケティング部など
大きい会社になるほど部署が分かれており、
沢山の方の意見を経て完成します。

こうして沢山の人手と工程を踏んだ化粧品は
必ずしも携わった人達皆が
使う化粧品とは限らないですよね。
むしろ使用する人の方が少ないのではないかな?
と思います。

例えば、実際にそれが肌にとって良くない成分だと
分かっていたとしても
自分が使用しない化粧品であれば、
配合しても良いや、と思いませんか。

良い成分よりも流行りの成分を配合した方が売れるので
売れる商品を作らなければ会社側としても
成り立たないので仕方がない事です。

私は、個人で全て完結出来るからこそ、
【売りやすい】流行りの商品ではなく
自分が使いたい【良い商品】を作れると思っています。

最悪売れなくても良い
だって自分が使いたい物だもの

でも、私と同じ肌悩みを持つ人が1人でも
私の化粧品で救われたなら幸せ

そんな気持ちでUtaを作りました。

私の作った化粧品で
1人でも多くの人が健やかな肌に
なることを願って…

売れる商品ではなく良い商品を作りたい
ずっと消費者目線でありたい。
私の揺らぐ事のない信念です。

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